Netscape Conferenceは、以下のようなリアルタイムのオーディオとデータのコラボレーションを可能にします。
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オーディオの会議で、世界中の仲間とリアルタイムで会話ができます。
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チャットセッションでは、テキストメッセージをお互いに投稿し合うことができます(Chat tool)。
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共用ホワイトボード上で、スケッチができます(Whiteboard tool)。
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協調ウェブブラウズセッションによりWorld Wide Web内をナビゲートできます(Collaborative Browsing tool)。
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データファイルの交換や転送ができます(File Exchange tool)。
初めてConferenceを起動する際には、セットアップウィザードが起動され、ビジネスカード、オーディオ、ネットワークの設定に必要な手順を表示します。Conferenceのヘルプメニューからセットアップウィザードを選択することでも、つねにこのプログラムを起動することができます。
参考: Conferenceセッションを行うために、オーディオ機能をすべて持つ必要はありません。Whiteboard 、File Exchange、Collaborative Browsing、Chat Toolは利用できます。
概要
Netscape Conferenceを使ってみましょう
Chat Tool
Whiteboard Tool
Collaborative Browsing Tool
File Exchange Tool
オーディオを調整する
呼出しのオプションを設定する
設定
電子メールの入力、短縮ダイアルの選択、Web Phonebookの検索やCommunicatorのアドレス帳の使用などのさまざまな方法により、Conferenceから手軽に呼出しを行うことができます。Conferenceを起動するには、CommunicatorプログラムフォルダのConferenceアイコンをクリックするか、Communicator メニューからConferenceを選択します。
参考: 呼出しを受信するには、Conferenceは起動されていなければなりません。同様に、相手が呼出しを受信する場合も、相手のシステムでConferenceが起動されている必要があります。
参考: オーディオの会話をするつもりでなければ、Conferenceセッションを行うために、オーディオ機能をすべて持つ必要はありません。Whiteboard 、File Exchange、Collaborative Browsing、Chat Toolは利用できます。
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概要
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呼出しをする
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Phonebookを検索する
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アドレス帳から呼出しをする
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短縮ダイヤルを作成、編集する
概要
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Netscape Conferenceウィンドウで、呼び出す人の電子メールアドレスかダイレクトアドレス/IPアドレス(かっこでくくる)を入力します。
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ダイヤルをクリックします。
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通話を終了するには、切断をクリックします。
詳細
呼出しは、相手の電子メールアドレスを入力することで簡単に行うことができます。この機能には標準のDLS(Dynamic Lookup Service)サーバを利用しています。また、DLSサーバを使用しないように、ダイレクトアドレス(つまり、IPアドレスまたは完全な形のホスト名)を入力することもできます。
呼出しをする際は、Conference が受信者側のシステムに接続して、Conferenceが起動されているかどうかチェックします。もし受信者がConferenceを起動していて、他の通話を行っていなければ、Conferenceが呼出しを送信します。受信者が応答するとこちら側に通知されます。相手が出られないようであれば、Conference がメッセージを送信するように求めます。
参考: オーディオの会話をするつもりでなければ、Conferenceセッションを行うために、オーディオ機能をすべて持つ必要はありません。Whiteboard 、File Exchange、Collaborative Browsing、Chat Toolは利用できます。しかし、オーディオの会話を行う際には、呼出しをする前に、録音再生メーターのレベルを調節しておくとよいでしょう。
呼出しをするには、
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Netscape Conferenceウィンドウで、接続する相手の電子メールアドレス
またはダイレクトアドレス(かっこでくくる)を入力します。
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電子メールアドレスは、次のようになります。 someone@netscape.com
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ダイレクトアドレスは次のようになります。 (205.218.156.44)または(myhost.com)
ヒント: 呼出しメニューからダイレクトダイヤルを選択し、表示されるダイアログボックスにダイアログアドレスを入力することもできます。
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ダイヤルをクリックするか、呼出しメニューからダイヤル
を選択します。
呼出し中ダイアログが表示され、呼出しの状態と受信者名を表示します。ここで呼出しを中止するには、キャンセルをクリックします。
参考: 相手が呼出しを拒否したり、出られない場合には、メッセージを送信するかどうかを選択するダイアログが表示されます。
呼出しが接続されると、ConferenceはNetscape Conferenceウィンドウの右側に、
相手のビジネスカードの写真やロゴ(写真が利用できない場合は
Netscape Conferenceのロゴ)が表示されます。
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Conferenceセッションで利用するツールを、Whiteboard、Chat、File Exchange、Collaborative Browsing Toolの中から選択します。
声での会話には、マイクボタンをクリックして、必要に応じてボリュームを調節します。(音声を受信しているかどうかを確認するには、スピーカーボタンをクリックします。)
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通話を終了するには、切断をクリックするか、呼出しメニューから切断を選択します。
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参照
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オーディオのレベルを調整する
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留守録メッセージを送信する
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Whiteboard Tool
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Chat Tool
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File Exhange Tool
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Collaborative Browsing Tool
概要
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アドレス帳ボタンをクリックします。(または、Communicatorメニューからアドレス帳を選択します。)
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相手のアドレスを選択します。
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呼出しボタンをクリックします。
詳細
呼出しウィンドウのアドレス帳ボタンをクリックすることで、Netscape Communicatorのアドレス帳へ直接移動することができます。Communicatorセッションがまだ起動されていない場合は、自動的に起動します。
アドレス帳ウィンドウから呼出しをするには、
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呼び出す人を選択します。
アドレスカードダイアログのNetscape Conferenceタブをクリックし、DLSサーバやIPアドレスが入力されていて、相手がアドレス帳でConferenceの呼出し受取人として設定されていることを確認します。
- 呼出しボタンをクリックします。
概要
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Web Phonebookボタンをクリックします。
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呼び出す人のアドレスをダブルクリックします。
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Netscape Conferenceウィンドウで、ダイヤルをクリックして呼出しをします。
詳細
Conferencesは、ネットワークの設定ダイアログボックスで設定されているURLで指定されたWeb Phonebook内を検索します(Conferenceで標準設定されているものは、http://www.four11.com/conference)。
Web Phonebook内のユーザを検索するには、
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Netscape ConferenceウィンドウのWeb Phonebookをクリックします。
Phonebookへの登録を選択したユーザの一覧が表示されます。
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呼び出す人のアドレスをダブルクリックします。
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Netscape Conferenceウィンドウで、ダイヤルをクリックして呼出しを行います。
別のPhonebookを検索する
別のPhonebookを検索するには、まずネットワークの設定ダイアログボックスのPhonebook URLボックスにURLを入力します。
他のユーザから自分を見つけてもらうことができるよう、自分の名前とアドレスをPhonebookに登録する場合は、呼出しメニューの設定を選択し、ネットワークタブを選択します。その際、Phonebookに自分の名前を載せるチェックボックスが選択されていることを確認してください。このボックスがチェックされていると、自分の名前とインターネットアドレスが、そのPhonebook内を検索している
他のユーザに表示されることになります。
概要
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短縮ダイヤルボタンを右クリックします(MacintoshではOption+クリック)。
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短縮ダイヤルメニューの1から6までのいずれかの数字を選び、
編集を選択します。
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通話中の場合は、短縮ダイヤルメニューの置き換えを選択すると、現在通話中の相手の情報が記憶されます。
詳細
頻繁に連絡する相手がいる場合は、その人を短縮ダイヤルに登録しておくと便利です。短縮ダイヤルは6個まで登録することができます。
短縮ダイヤルを作成、編集するには、
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呼び出しウィンドウの番号のついたボタンのうちのいずれかをクリックします。もしくは、短縮ダイヤルメニューの中の1から6の数を選択します。
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短縮ダイヤルの編集ダイアログボックスで、会議参加者の名前、電子メールアドレス、DLSサーバ名、またはダイレクトアドレス(IPまたはホスト名)を入力します。
参考: 必要最低限入力しなければならない情報は、名前と電子メールアドレスとDLS サーバ、または名前とダイレクトアドレスです。
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OKをクリックします。
選択した短縮ダイヤルボタンの情報を削除するには、短縮ダイヤルメニューからクリアを選択します。
参考: 必要最低限入力しなければならない情報は、名前と電子メールアドレスとDLSサーバ名、または名前とダイレクトアドレス
です。
名前
登録する短縮ダイヤルの名前を入力します。
電子メール
相手に接続するために、Conferenceが使用する電子メールアドレスを入力します。
DLSサーバ
Conferenceが使用するDLS(Dynamic Lookup Service)サーバ
を入力します。Netscapeは、標準サーバ、netdls.four11.comを提供しています。
ダイレクトアドレス
相手に接続するためにConferenceが使うダイレクトアドレス(IPアドレス、またはホスト名)を入力します。
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IPアドレスの例: 205.218.156.44
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完全な形のホスト名の例: mycomputer.myhost.com
参考: ダイレクトアドレスをかっこでくくる必要はありません。
呼び出す相手のIPアドレス、もしくは完全な形のホスト名がわかっている場合は、表示されたボックスに入力し、ダイヤルをクリックします。
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IPアドレスの例: 205.218.156.44
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完全な形のホスト名の例: mycomputer.myhost.com
参考: ダイレクトコールダイアログボックスを使用する際には、ダイレクトアドレスをかっこでくくる必要はありません。
概要
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Communicatorメニューから留守録を選択します。
詳細
Conferenceでは、相手に留守録メッセージを送信することができます。(Windows 95およびUNIXの場合のみ)録音したメッセージは相手の受信トレイに送信され、普通のメールメッセージの添付として表示されます。
もし呼び出した相手が応答しなかったり、呼び出しを拒否した場合には、 Conferenceメッセージ送信のプロンプトを表示しますが、ConferenceのCommunicatorメニューから留守録を選択して直接メッセージを送信することもできます。
参考: Windows 3.1では、メッセージ機能は利用できませんが、 ConferenceのCommunicatorメニューから留守録を選択して直接電子メールを送信することができます。Communicatorは、メッセージを入力するメッセージ作成ウィンドウを起動します。
留守録メッセージを送信するには、
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Conferenceで、Communicatorメニューから留守録を選択します。
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表示されたダイアログボックスに相手の電子メールアドレスを入力し、OKをクリックします。
カセットレコーダについてくるようなボタンの付いた留守録ダイアログボックスが表示されます。
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メッセージを録音し(4分以内)、送信をクリックします。
留守録添付アイコンを含んだCommunicatorのメッセージ作成ウィンドウが表示されます。
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留守録に入れるテキストを入力し、送信をクリックします。
参考: Conferenceの留守録メッセージを受信して聞くには、Live Audio Plug-Inがインストールされていなければいけません。
カセットレコーダのボタンを使用するのと同じように、留守録ダイアログボックスのボタンを使用します。
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録音する準備ができたら、録音ボタン(赤い丸)をクリックします。
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録音を終了したら、停止ボタン(四角)をクリックします。
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メッセージを聞くには、再生(三角)をクリックします。
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送信をクリックして、Communicatorのメッセージ作成ウィンドウへ移動し、留守録と一緒に送信するテキストを入力します。
留守録設定の項目を使用して、標準で使用される件名の表題を設定したり、メッセージにかかる最長の長さを特定したり、 留守録メッセージのオーディオ圧縮方法を選択したりします。
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標準のメッセージ件名では、メッセージすべての件名表題として使用するテキストを入力します。
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最大録音時間では、 4分までの数を入力します。これは、Conferenceが自動的に録音を停止するまでの時間です。 ヒント: 留守録添付のサイズを100KBに抑える必要がある場合は、1分と入力します。
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オーディオ品質プルダウンメニューでは、メッセージに使用するオーディオ圧縮/展開方式(codecs)のいずれかを選択します。
Netscape Conferenceウィンドウには、2つのオーディオレベルメーターがあります。
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マイクメーター、または録音メーターは、マイクを通して受信したオーディオのレベルを表示します。サイレンスセンサー(灰色、または青いつまみで表示されます)の右側を越えている時(緑のバーで表示されます)には、音声が相手に送信されます。 オーディオレベルがサイレンスセンサーの左側または隣にある場合は、センサーをクリックして左側にドラッグしてください。音量を大きくしたり小さくしたりするには、マイクメーターの下にあるスライドバーを使用します。
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スピーカーメーター、または再生メーターは、相手から受信しているオーディオの音量を表示しています。音量を大きくしたり小さくしたりするには、スピーカーメーターの下にあるスライドバーを使います。
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マイクボタンとスピーカーボタンは、オンとオフの切り替えができます。ボタンをクリックすると音声はアクティブに、もう一度クリックするとミュートになります。
サイレンスセンサー
サイレンスセンサー(録音メーター上で灰色、または青いつまみで表示されています)は、話をしていない際に、Conferenceが音声を送信することのないようにするためのものです。録音メーターがサイレンスセンサーマーク以下にある場合、音声は送信されません。そのため、サイレンスセンサーは録音メーターレベルよりも
少しだけ上側に設定されていなければなりません。この位置にできるだけ近付けると、Conferenceが、話し始めた直後に音声の送信を始めます。この機能により、オーディオの受信状態を改善し、低レベルの環境ノイズを除去することで、オーディオ信号によるネットワークトラフィックの量を減らします。
呼出しをする前にサイレンスセンサーやその他のオーディオツールを
調節しておくとよいでしょう。
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マイクがオンになっているかどうかを確認してください。(マイクボタンをクリックします。)
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録音メーター上の緑のバーで表示されているオーディオレベルに注目します。
これは周囲のノイズレベルです。
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カーソルをセンサー(青いつまみ)の上に置き、バーの右側までドラッグしてください。
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マイクに向かって話し始めると、録音メーターが送信レベルを表示します。
レベルがサイレンスセンサーの右側を越えている場合は、音声が相手に伝わっていることを示します。
もし相手に絶えずこちらのスピーカーの音(エコー)などを含む多量のノイズが聞こえているようであれば、センサーのレベルを上げる必要があります(右側に動かします)。
Conferenceを設定して、受信した呼出しの応答方法を次の3つの中から選ぶことができます。呼出しメニューを表示して希望するオプションをクリックします。
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自動応答: 全ての呼出しを自動的に受け付けます。
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つねにプロンプトを表示: 呼出しを受信するとConferenceがプロンプトを表示します。呼出し毎に受け付けるか拒否するか選択します。
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呼出しを受け付けない: 全ての呼出しを拒否します。
重要: 自動応答が選択されている場合、
WhiteboardやChatセッションを行っている間に受信コールのためにパフォーマンスの問題が生じるかもしれません。この場合、 ファイルが破損もしくは消失する可能性があります。Conferenceセッションに参加していない場合だけ、自動応答を選択する方がよいでしょう。
Conferenceビジネスカードは、お互いに呼出し相手がどんな人なのかという情報を得られるように使います。
セッションの最中は、相手のビジネスカードの写真やロゴがNetscape Conferenceウィンドウ
内に表示されます。相手の身分情報を表示するには、この写真をクリック
します。同様に、相手も向こうのConferenceウィンドウ内の、こちらの
ビジネスカードをクリックすることができます。この情報には、名前、電子メールアドレス、会社名、写真もしくは会社のロゴを加えることができます。
セットアップウィザードで既に情報を入力しているかもしれませんが、ビジネスカードの設定ダイアログを使って、変更することができます。
参考: ビジネスカードの情報全部を入力しなくてもよいですが、Conference
を利用し、他のConferenceユーザから呼出しやメッセージを受信するには、
名前と電子メールアドレスは入力しておかなければなりません。
ビジネスカードを設定するには、
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呼出しメニューから設定を選択し、設定ダイアログの
ビジネスカードタブを選択します。
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必要なオプションを設定します。
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設定を終えたら、OKをクリックします。
変更を有効にするには、Conferenceを再起動させる必要があります。
呼出しを始めたら、会議参加者にメッセージやテキストの内容を送信するためのChat Tool が使用できます。
Chat Toolにより、自分の(または相手の)コンピュータがオーディオデバイスを持っていない場合でも、リアルタイムで会話をすることができます。オーディオのConferenceとは違い、Chat Toolが消費するネットワークやコンピュータのリソースは少なめです。会議メンバーには次々に転送内容が記録されるので、手軽にミーティングの記録を保存したり印刷したりすることができます。
概要
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メッセージを送信する
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Chat Toolのオプションを設定する
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Chat Toolのログを作成する
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テキストファイルを挿入する
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ログを保存する
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Chat Toolのログを印刷する
概要
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Chat Toolボタン をクリックします。をクリックします。Netscape Conferenceウィンドウのツールバーにあります。
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個人用ノートパッドにメッセージを入力します。
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ファイルメニューからノートパッドを送信を選択するか、送信ボタンをクリックします。
詳細
Chat Toolでメッセージを投稿するには、
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Chat Toolボタン をクリックします。Netscape Conferenceウィンドウのツールバーにあります。
Chat Toolウィンドウをご覧ください。ウィンドウの上部に、ログという送信されたメッセージが表示される部分があります。ウィンドウの下方には、個人用ノートパッドというメッセージを作成する部分があります。
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個人用ノートパッドにメッセージを入力します(または、クリップボードからテキストを貼り付けます)。
テキストファイルの内容を挿入する場合は、ファイルメニューから挿入を選択します。
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メッセージが完成した際には、ファイルメニューからノートパッドを送信を選択するか、送信ボタンをクリックします。
ログウィンドウにメッセージが表示されます。メッセージは、送信された順序で表示されます。
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参照
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Chat Toolのオプションを設定する
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Chat Toolのログを作成する
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テキストファイルを挿入する
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Chat Toolのログを保存する
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Chat Toolのログを印刷する
受信時にポップアップ
メッセージ受信時に、自動的にChat Toolウィンドウを開く
場合は、受信時にポップアップを選択してください。
フォント
フォントを選択すると、メッセージ作成で使用するフォント、フォントサイズ、フォントスタイルを指定するダイアログボックスが表示されます。
ファイルメニューから新規作成を選択すると、現在のログウィンドウの内容をクリアして、新しいログを作成します。ログをクリアする前に、内容を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
ファイルメニューからファイルを挿入を選択すると、
テキストファイルの内容を個人用ノートパッドにインポートします。
ファイルを個人用ノートパッドに読み込んだ後、相手に送信する前に内容を編集できます。
初めてログを保存する際には、ファイルメニューから名前を付けて保存を選択します。一度Chat Toolログを保存したあとは、ファイルメニューから保存を選択して、ファイルを更新することができます。
プリンタに現在のChat Toolログの内容を送信するには、ファイルメニューから印刷を選択します。
Whiteboard tool
を使って、画像ファイルを開いて共有したり、インタラクティブにWhiteboardのキャンバスを編集したり、インポートした画像をマークして示したりすることができます。Conferenceセッションの最中でない際にも、Whiteboardを使用して画像ファイルの作成および編集ができます。
Whiteboardは多くの画像フォーマットをサポートし、Windowsデスクトップから画像を取り込む機能もあります。Whiteboardを起動するには、Netscape ConferenceウィンドウのツールバーにあるWhiteboardボタン をクリックします。
Whiteboardでは、通話の最中に相手が同時にペイントしたり、画像のマークを示すことができます。Whiteboardには、他のアプリケーションで作成した様々なグラフィック画像をインポートしたり、表示、修正、保存したりすることもできます。セッションの最中にWhiteboardのスクリーンの同期を取り、お互いに同じ情報を表示していることを確認することもできます。グラフィックツールボックスには、画像やテキストを作成および編集できる描画ツールがたくさんあります。
Whiteboardのキャンバスには2つのレイヤー、Markup レイヤーとImage レイヤーがあります。
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Markupレイヤー: 円や四角、線といったツールボックスのツールを使用して
作成された描画から成ります。
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Imageレイヤー: 取り込みメニューのツールでデスクトップから取り込まれた画像、そしてディスクから読み込まれた画像から成ります。
重要: 自動応答が選択されている場合、
WhiteboardやChatセッションを行っている間に受信コールのためにパフォーマンスの問題が生じるかもしれません。この場合、 ファイルが破損もしくは消失する可能性があります。WhiteboardやChatセッションを行っていない場合だけ、自動応答を選択する方がよいでしょう。
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概要
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画像をインポートする
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画像を取り込む
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キャンバスサイズを設定する
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ツールボックスを使う
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Whiteboard Toolのオプションを設定する
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Whiteboard画面の同期を取る
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サポートされているファイルフォーマット
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Whiteboardを表示する
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Whiteboardのコンテンツを保存し印刷する
概要
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ファイルメニューから開くを選択し、開くファイルを
選択します。
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または、画像をクリップボードにコピーした後、編集メニューの貼り付けのオプションから選択します。
詳細
ビットマップを貼り付け
ビットマップ(.bmp)ファイルおよびクリップボードから長方形の範囲をWhiteboardのImageレイヤーに貼り付けるには、編集メニューからビットマップを貼り付けを選択します。貼り付けた画像が挿入される位置を示す長方形が表示されます。ビットマップデータの貼り付けは長方形の位置にあるすべてのimageやmarkup情報を上書きしてしまうことに注意してください。また、クリップボードに画像(グラフィック)データがない場合、このオプションは使用不可能です(選択できません)。
テキストを貼り付ける
クリップボードのテキスト(整形されていないASCIIテキスト)をWhiteboardのImageレイヤーに貼り付けるには、
編集メニューからテキスト貼り付けを選択します。 貼り付けた内容が挿入される位置を示す長方形が表示されます。テキストデータの貼り付けは長方形の位置にあるすべてのimageやmarkup情報を上書きしてしまうことに注意してください。また、クリップボードにテキストデータがない場合、このオプションは使用不可能になります(選択できません)。
絵を貼り付け
クリップボードの画像やテキストピクチャー(ベクトル画像や非短形の範囲など)の内容をWhiteboardのImageレイヤーに貼り付けるには、編集メニューから絵を貼り付けを選択します。 貼り付けた内容が挿入される位置を示す長方形が表示されます。ピクチャーデータの貼り付けは長方形の位置にあるすべてのimageやmarkup情報を上書きしてしまうことに注意してください。また、クリップボードにピクチャデータがない場合、このオプションは使用不可能です(選択できません)。
Owner Displayを貼り付け
クリップボードの画像ディスプレイデータをWhiteboardのImageレイヤーに貼り付けるには、編集メニューからOwner Displayを貼り付けを選択します。貼り付けた内容が挿入される位置を示す長方形が表示されます。ディスプレイデータの貼り付けは、長方形の位置にあるすべてのimageまたはmarkup情報を上書きしてしまうことに注意してください。また、クリップボードにディスプレイデータがない場合、このオプションは使用不可能です(選択できません)。
概要
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取り込みメニューのウィンドウを選択して、ウィンドウの内容を取り込み、Whiteboardのキャンバスに貼り付けます。
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取り込みメニューのデスクトップを選択して、デスクトップ全体の内容を取り込み、Whiteboardのキャンバスに貼り付けます。
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取り込みメニューの選択範囲を選択して、デスクトップの選択範囲を取り込み、Whiteboardのキャンバスに貼り付けます。
詳細
ウィンドウを取り込む
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取り込みメニューからウィンドウを選択します。
十字のポインタが表示されます。
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ウィンドウをクリックすると内容が取り込まれます。枠やタイトルバーを含んだウィンドウ全体を取り込むには、タイトル バーをクリックします。
取り込んだ部分の外枠がWhiteboard上に表示されます。
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取り込んだ内容をプレビューするには、枠を移動する際にShiftキーを押します。
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マウスの左ボタンをクリックすると、画像が置かれます。
オプションメニューから取り込み時に隠すを選択していると、取り込む際にWhiteboardのウィンドウがデスクトップから表示されなくなります。
デスクトップを取り込む
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取り込みメニューから、デスクトップを選択します。
取り込んだ部分の外枠がWhiteboard上に表示されます。
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取り込んだ内容をプレビューするには、枠を移動する際に Shift キーを押します。
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マウスの左ボタンをクリックすると、画像が置かれます。
オプションメニューから取り込み時に隠すを選択していると、取り込む際にWhiteboardのウィンドウがデスクトップから表示されなくなります。
選択範囲を取り込む
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取り込みメニューから選択範囲を選択します。
十字のポインタが表示されます。
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取り込む範囲の角でデスクトップをクリックします。
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枠が表示されますので、取り込む範囲まで伸ばします。
取り込んだ部分の外枠がWhiteboard上に表示されます。
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取り込んだ内容をプレビューするには、枠を移動する際に Shift キーを押します。
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マウスの左ボタンをクリックすると、画像が置かれます。
オプションメニューから取り込み時に隠すを選択していると、取り込む際にWhiteboardのウィンドウがデスクトップから表示されなくなります。
Whiteboardの描画ツールを使用する前に、MarkupレイヤーとImageレイヤーという2つの異なったキャンバスレイヤーでどのように作業するかを理解することが大切です。
Markupレイヤーは、円や正方形、フリーハンドツールなどを含んだツールボックスのツールを使用して描画を作成するところです。
Imageレイヤーは、取り込みメニューの項目を使用してインポートされた画像やデスクトップやクリップボードから取り込まれた画像が置かれるところです。
Image/MarkupボタンはWhiteboardの右下にあります。2つのレイヤーを切り替えるには、そのボタンをクリックします。または、オプションメニューからMarkupを消去を選択します。
編集メニューの消しゴムツールと消去コマンドはどちらのレイヤーにも使用でき、Markup だけを消すか Image レイヤーと Markup レイヤーの両方を消すかを選択できます。消しゴムを使用する際に選択するには、Whiteboardの右下にあるImage/Markupボタンをクリックします。編集メニューから、MarkupをクリアまたはImagesをクリアのどちらかを選択してください。また、消しゴムのみを使用している際は、オプションメニューからMarkupを消去とImageを消去コマンドを選択することもできます。
フリーハンド
フリーハンドツールを使って、鉛筆を使うのと同じように、キャンバスに線を描けます。フリーハンドツールで描画するには、マウスの左ボタンを押したままキャンバスの上でポインタをドラッグします。マウスを動かすのに合わせて、線が描画されます。
消しゴム
消しゴムを使って、キャンバスの markup や image の部分を消去します。マウスの左ボタンを押しながらキャンバス上をドラッグすると、ドラッグした部分が消去されます。
Markup と Images のどちらを消去するかは、Whiteboardの右下のImage/Markupボタンをクリックして切り替えられます。消しゴムは名前の表示されているレイヤーを消去します。
四角
四角ツールを使ってキャンバスに長方形や正方形を描画できます。
マウスの左ボタンを押しながらキャンバス上をドラッグすると、外枠が表示されます。ボタンを離すと長方形が描かれます。
正方形を描くには、Shift キーを押しながらドラッグします。
塗りつぶし長方形ツールを使って、同じように塗りつぶした長方形や正方形を描くことができます。
長方形および塗りつぶし長方形ツールでは、現在選択されている色、線幅、そして
塗りつぶしパターンを使用します。
円
円ツールを使ってキャンバスに円や楕円を描くことができます。マウスの左ボタンを押しながらキャンバス上をドラッグすると、外枠が表示されます。ボタンを離すと楕円が描かれます。
塗りつぶし円ツールを使って、同じように塗りつぶした円や楕円を描くことができます。
円を描くには、Shift キーを押しながらドラッグします。
円ならびに塗りつぶし円ツールでは、現在選択されている色、線幅、そして
塗りつぶしパターンを使用します。
ポインタ
ポインタを使って、他の会議メンバーに細部を示したり、画像の領域を示したりする事ができます。他のツールと違い、ポインタのカーソル(大きな矢印)は、マウスの左ボタンを押すと他の人の画面に表示されます。Whiteboard上の物を示すには、左ボタンを押してキャンバスの周りを動かします。ポインタは選択した色で表示されます。
テキスト
テキストツールを使って、キャンバスに文字を書くことができます。キャンバス上のカーソルを置く位置でクリックしてから入力します。入力した文字列は、リターンキーを押すと相手に送られます。
入力した文字列は、選択した色、塗りつぶしパターンで表示されます。また、フォント、フォント サイズ、太字、斜体などのフォント属性をツールバーで指定できます。
斜線
斜線ツールを使って現在選択されている色、幅、塗りつぶしパターン、塗りつぶし
モード(中を埋めるか埋めないか)を使用して直線を描画します。
線を描画しながらマウスの左ボタンを押してください。線引きの終点で
マウスの左ボタンを離すと、別の線を書くことができます。
線は「輪ゴム」のようになっており、描画される際にどこに線が置かれるかを示します。
垂直/平行線
垂直/平行線ツールを使って、現在選択されている色、幅、塗りつぶしパターン、塗りつぶしモード(中を埋めるか埋めないか)を使用して、垂直または平行な直線を描画できます。線を描画しながらマウスの左ボタンを押してください。線引きの終点でマウスの左ボタンを離すと、別の線を書くことができます。線は「輪ゴム」のようになっており、描画される際にどこに線が置かれるかを示します。線は縦または横にしか引けません。
線の幅
線の幅ボタンのどれかを選択して、色々な描画ツールで作成する線の太さを指定することができます。線幅はフリーハンド、長方形、円、線、消しゴムツールに適用されます。
塗りつぶしパターン
塗りつぶしパターンによって、さまざまな Markup ツールを利用して描いたもがどのように表示されるかが決まります。4つの塗りつぶしパターンが選択でき、それぞれ中を埋めるか埋めないかを指定できます。
中を埋めるようになっていると、背景は設定された色で表示されます。中を埋めない場合、パターンの間が透けてみえるようになります。中を埋めるか中を埋めないかは、オプションメニューを使用するか、Whiteboardの右下にある中を埋める/埋めないボタンをクリックして指定します。
塗りつぶしパターンは、鉛筆、四角形、円、テキスト、線ツールで使用されます。
色
色は、消しゴムを除くすべてのWhiteboard Markup ツールによって描かれる色を指定します。Whiteboardのパレットには20色あります。色を選択すると、次の色を選択するまでその色で描かれます。
参照
画像を取り込む
画像をインポートする
Whiteboard Toolのオプションを設定する
中を埋める
これを選択すると、塗りつぶしパターンが非透明の背景で表示されます。
中を埋めない
これを選択すると、塗りつぶしパターンが透明の背景で表示されます。
Markupを消去
これを選択すると、消しゴムツールでMarkupレイヤーに表示された項目のみが削除されます。
Imageを消去
[Image を消去]オプションは、消しゴムの動作を指定します。選択されていると、消しゴムを使った際にはキャンバスの Markups レイヤーと Images レイヤーの物が消されます。
フロートツールボックス
[フロートツールボックス]が選択されていると、ツールボックスはWhiteboard ウィンドウから切り離され、デスクトップのどこにでも置くことができます。この項目が選択されていない場合は、ツールボックスはWhiteboard ウィンドウの左側に表示されます。
取り込み時に隠す
取り込み時に隠すを選択すると、[取り込み]メニューのコマンドを使用する際にWhiteboard ウィンドウが表示されなくなります。選択していないと、Whiteboard ウィンドウは画像を取り込む際も画面に表示されたままになるので、
取り込むのに支障をきたすかもしれません。
ディザで画面を取り込む
取り込まれた画像をディザで表示する場合(画像ファイルのパレットにない色を、複数の色のピクセルを混ぜることで似せること)は、これを選択します。それ以外の場合は選択しないでください。(かかる時間が減ります)。
圧縮
[圧縮]をオンにしておくと、Whiteboardの画像は送信する前に圧縮されます。お使いのプロセッサやネットワークのスピードによっては、圧縮をオフにした方がWhiteboardを高速に動作させることができる場合があります。
受信時にポップアップ
このオプションを選択しておくと、他の会議メンバーから画像データが送られてきた際にWhiteboardがアクティブになるかまたは起動されます。
キャンバスサイズ
Whiteboardキャンバスの幅や高さをピクセルで指定するキャンバスサイズ
ダイアログを表示する場合は、これを選択します。
参考: この変更を有効にするには、Conferenceを再起動する必要があります。
Whiteboardでサポートされている画像ファイルは以下の通りです。
名前を付けて保存:
Windows ビットマップ(.bmp)
TIFF (.tif)
JPEG (.jpg)
インポート/開く:
Windows/OS2 ビットマップ (.bmp)
CompuServe GIF (.gif)
ZSoft Paintbrush PCX (Unix)
TIFF (.tif)
JPEG (.jpg)
Sun Raster (Unix)
Truevision TARGA (Unix)
表示メニューのズームコマンドを使い7種類の倍率を選んで、キャンバスを拡大縮小できます。3種類の拡大レベルと3種類の縮小レベルがあります。表示するレベルを選択して、拡大する部分を指定します。虫眼鏡が表示されますので、拡大する部分をクリックします。
スクリーンのサイズを戻すには、表示メニューから元のサイズ
を選択してください。
表示メニューから再描画を選択すると、画面を書き直し、表示がおかしくなった場合などは元に戻すことができます。
時々ネットワーク エラーにより、会議メンバーのWhiteboardの内容が一致しなくなることがあります。相手とキャンバスの同期が取れない問題を解決するには、正しい表示内容を持つユーザが表示メニューからページの同期を取るを選択して障害を修正する必要があります。
表示内容を保存する
ファイルメニューから上書き保存または名前を付けて保存を選択して、現在のWhiteboardの内容をサポートされている画像ファイルフォーマットで保存します。
表示内容を印刷する
印刷を実行する前に、プリンターが正しく設定されているか確認することをお勧めします。ファイルメニューから印刷設定を選択します。プリンタが正しく設定されていれば、ファイルメニューから印刷を選択してWhiteboardの内容を印刷することができます。
Collaborative Browsing Tool を使いConferenceセッション中に指定したウェブページを相手に示して、ウェブをディスカッションの基盤として用いることができます。
お使いのNavigatorがNetscape Conferenceと相手のブラウザにつながります。
セッション中でウェブのリンクを辿っていくと、相手側は簡単に同じサイトを見ることができます。
セッションを 始めると、セッションリーダーとなり、ブラウザの表示をコントロールします。また、セッション中に相手がブラウザのURLや場所を変えても、同期を取って元に戻すことができます。
セッションを終了して通話を終了する場合は、別々にNavigatorを終了させる必要があります。
参考: Collaborative Browsing Toolでは、フレームを含んだウェブドキュメントの表示をサポートしていません。アクティブになっている(リーダーがクリックした)フレームのみが相手側で表示されます。
参照
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セッションを開始、終了する
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Netscape ConferenceウィンドウのツールバーにあるCollaborative Browsingボタン をクリックします。Netscape Conferenceウィンドウのツールバーにあります。
Collaborative Browsing Toolダイアログでブラウズ開始をクリックします。
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セッションでリーダーになる場合は、ブラウザのコントロールを選択します。
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セッションを終了するには、ブラウズ中止をクリックします。
セッションを終了して呼び出しを切断する場合は、別々にNavigatorを終了させる必要があります。
参考: Collaborative Browsing Toolでは、フレームを含んだウェブドキュメントの表示をサポートしていません。アクティブになっている(リーダーがクリックした)フレームのみが相手側で表示されます。
Collaborative Browsingダイアログボックスを使用して、ブラウズセッションの開始と終了や参加者のブラウザと同期を取ることができます。
重要: セッションを終了したあと、別々にNavigatorを終了させる
必要があります。Conferenceは自動的にアプリケーションを終了しません。
ブラウズ開始
このボタンをクリックし、ブラウズセッションを開始してセッションリーダーになることができます。ConferenceはNavigatorを起動し(まだ起動していない場合)、呼び出しダイアログボックスで相手に知らせます。もし呼び出しが受け付けられれば、相手のNavigatorが起動されます。拒否された場合は、Conferenceがダイアログボックスでお知らせします。
セッションを終了するには、ブラウズ中止をクリックしてください。Conferenceが相手に知らせます。
ブラウザのコントロール
このボックスが選択されている場合は、このブラウズセッションのリーダーであるということを示しています。相手がリーダーを務めていて、今度は自分がリーダーになる場合には、このオプションを選択します。
ブラウザの同期
自分がセッションリーダーの時は、(つまり、ブラウザのコントロールが選択
されている際)ブラウザの同期をクリックして自分のブラウザと相手のブラウザの同期を取ることができます。(つまり、お互いのブラウザは同じURL/ページを表示します。)
参考: Collaborative Browsing Toolでは、フレームを含んだウェブドキュメントの表示をサポートしていません。アクティブになっている(リーダーがクリックした)フレームのみが相手側で表示されます。
File Exchange Tool を使うとネットワークを介して相手とのアプリケーションファイル、画像、その他のデータなどのファイル交換が簡単にできます。
File Exchange Toolでファイルを送信するには、
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呼出し後、Netscape ConferenceウィンドウのツールバーにあるFile Exchange ボタン をクリックします。
File Exchangeウィンドウが表示されます。ウィンドウの上半分は送信ウィンドウで、送信されたファイルの一覧が表示されます。ウィンドウの下半分は受信ウィンドウで、受信したファイルの一覧が表示されます。
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ファイルメニューから送信一覧に追加を選択して、送信するファイルを選択します。
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送信ボタンをクリックするか、ファイルメニューから送信を選択します。
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概要
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送信一覧にファイルを追加する
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File Exchange Toolオプションを設定する
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ファイルを保存、削除する
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ファイルメニューの送信一覧に追加を選択します。
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送信するファイルを選択してOKをクリックします。
選択したファイルが、送信ウィンドウに追加されます。
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送信するファイルの数だけステップ2を繰り返します。
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準備ができた際に、ファイルメニューの送信を選択するか
ツールバーの送信ボタンをクリックします。
ファイルが相手に送信されます。
参考: 特に遅いネットワークをご利用の場合や、大きなデータファイルを送信する際は、相手にファイルが送信されるまでに時間がかかることがあります。
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引き続きファイルの選択や転送を行うか、またはキャンセルをクリックして終了します。
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参照
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ファイルを保存、削除する
受信したファイルを保存するには、
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Netscape ConferenceウィンドウのツールバーのFile Exchange ボタン
をクリックします。
File Exchangeウィンドウが表示されます。
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保存していないファイルがある場合は、受信ウィンドウに送信者の名前と共に表示されます。
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ファイルの名前をクリックします。
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ファイルメニューの保存を選択すると、
選択したファイルがディスクにコピーされます。
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ファイルの名前と場所を指定します。
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ファイルはディスクに保存され、受信ウィンドウからは取り除かれます。
参考: 受信したファイルの新しい名前を指定しない場合、送信側と同じ名前で保存されます。
ファイルを削除するには、
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受信ウィンドウから削除するファイルの名前をクリックして選択します。
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ファイルメニューの削除を選択します。
削除の実行を確認するメッセージが表示されます。
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はいを選ぶとファイルは削除されます。いいえを選ぶとキャンセルされます。
選択したファイルは受信ウィンドウから取り除かれ、ご使用のコンピュータからも削除されます。
圧縮
File Exchange Toolでファイルを送信する前にすべてのファイルを圧縮するようにする場合は、この
オプションを選択します。ファイルは自動的に相手側で透過的に解凍されます。
圧縮を選択しないと、圧縮と解凍の時間がかからないためスピードが速くなるかもしれませんが、ネットワークトラフィックを増大させることになりかねません。遅いネットワークや非常に大きなファイルの場合は、実際にスピードが遅くなります。
受信時にポップアップ
誰かからのファイルを受信した際に、自動的に必ずFile Exchange ToolをConference
に起動させる場合は、このオプションを選択してください。
ASCII モード
このオプションは送信するファイルの種類を指定します。Conferenceは
色々な種類のコンピュータで動作できますが、ASCIIを選択することにより、
テキストファイルのデータが正しく取り扱われるようになります。
システム間で交換されるテキストファイルに対してASCIIが選択されている場合、テキストは自動的にローカルのテキストファイルの形式に変換されます。
バイナリモード
このオプションは送信するファイルの種類を指定します。Conferenceは様々な種類のコンピュータで動作できますが、バイナリを選択することにより、アプリケーションやデータファイルのデータがオペレーティングシステム間で正しく取り扱われるようになります。
ネットワーク、オーディオ、ビジネスカードの設定ダイアログのオプションを使用して、Conferenceをニーズに合わせてカスタマイズする事ができます。セットアップウィザードを実行した際にある程度は設定されていますが、ここでその設定を修正することができます。
概要
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ネットワークを設定する
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オーディオを設定する
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ビジネスカードを設定する
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留守録を設定する
ネットワークの設定ダイアログの項目を使用して、Netscape Conferenceの呼び出しの送受信に必要な基本的な設定を行います。
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DLS サーバボックスには、使用するDLS(Dynamic Lookup Service)サーバのホスト名を入力します。標準のサーバ(ネットスケープが提供しています)はnetdls.four11.comです。
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Phonebook URL ボックスには、使用するWeb PhonebookのURLを入力します。
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Phonebookに自分の名前を載せるは、Phonebookに自分のアドレスを載せる場合にクリックします。載せない場合は選択しないでください。
呼び出しを送受信するにはDLSサーバに登録されていなければなりませんが、
Phonebookに名前やアドレスを公開する必要はありません。
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ネットワーク接続では、ご使用のコンピュータの使用しているネットワーク接続の種類を選択します。14.4 または 28.8 bps のモデムまたはそれ以上のもの、あるいは
LANまたはISDNです。
オーディオの設定ダイアログの項目を使用して、録音再生に使用するデバイスを選択したり、圧縮方式を指定したりします。
動作モード
Conference は、全二重もしくは 半二重オーディオカードを持っているかを自動的に判別します。全二重カードではオーディオの送信と受信が同時に可能です。半二重カードでは、送信と受信のどちらもできますが、双方を同時に行うことはできません。
録音/再生自動切り替え
半二重のオーディオ カードをお使いの場合、Conferenceが全二重に似せてカードを送信と再生に自動的に切り替えることができます。自動スイッチをオンにするには、録音/再生自動切り替えを選択してください。これを選択しないと、オーディオを送受信する際にいつもマイクとスピーカーをクリックで切り替えることになります(トランシーバーの操作と同じです)。
優先デバイス
2つの半二重オーディオ カードをお持ちの場合、片方を録音デバイスに、もう片方を再生デバイスにして全二重の処理をすることができます。
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録音: 一覧からオーディオの録音に使用するオーディオカードを選択します。
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再生: 一覧からオーディオ再生に使用するオーディオカードを選択します。
圧縮
オーディオは、ネットワークを介して送信される際には、圧縮されます。ConferenceはH.323プロトコルで使用される様々な標準ベースのオーディオcodec(compression/decompression methods)をサポートしており、常に高品質のサウンドを利用できます。使用するcodecを選択してください。
オーディオ接続をする際にConferenceが使用するcodecの一覧の順番を並び替えるには、順番をクリックします。
参考: codec一覧を並び替えるには、優先デバイスで選択されているオーディオカードを持っていなければなりません。
エコー防止
スピーカーで再生された音をマイクが拾ってしまい、相手にエコーが聞こえてしまうことがあります。しかしエコー防止を3つのレベルから選択することで、この問題を最小限で食い止めることができます(半二重カードでは使用できません)。
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最大
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標準(スピーカー設定)
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オフ(ヘッドホン設定)
詳細(Windowsの場合のみ)
詳細ボタンをクリックすると、
リサンプリングを有効にする、ネットワークポートの設定、latency(バッファセット)の指定などを行うダイアログボックスが表示されます。これらの設定を変更するには、オーディオデバイスとその設定についての詳しい知識が必要です。
使用可能なcodecの一覧を並び替えるには、矢印キーを使用します。一覧の順番は、呼び出しをする際にConferenceがcodecを試す順番を示します。
ネットワークの設定によっては、Conferenceとリモートサーバの間がファイアウォールによりブロックされることがあります。
お使いのネットワークでプロキシサーバがご利用になれる場合は、RTCPとUDPチャンネルのポート番号を別の番号に指定することでファイアウォールをバイパスすることができます。詳細についてはシステム管理者にお問い合わせください。
標準に戻すをクリックすると、最初の設定に戻すことができます。
オーディオボードの中には5kHzや8kHzのサンプリングレートをサポートしていないものがあります。この場合、音声がおかしな高さで再生されることになります。
リサンプリングを有効にするをクリックすると、この現象を補正しお使いのオーディオボードで正しい音声を再生できるようになります。
お使いのオーディオボードが一度に受信できるオーディオパケットやバッファの数、キューのサイズなどを設定できます。キューのサイズを大きくすると、オーディオの latency(遅延)も増えますが、音声の品質は向上します。
言い換えれば大きなキューにより、ネットワークの変化による影響が少なく、音声をよりスムーズに再生できるようになります。しかし遅延時間は逆に増加してしまいます(オーディオ信号が聞こえるまでに時間がかかります)。
デバイス
現在システムで使用されているオーディオデバイスの種類を表示します。
バッファ
スライダを右にドラッグすると使用するバッファの数が増えます。左にドラッグすると数が減ります。
キュー内のバッファ
Conferenceは、指定されたバッファの数からキュー内の最大バッファ数を自動的に計算します(通常バッファ数から1を引いた数です)。スライダを右にドラッグするとキュー内のバッファ数が増えます。左にドラッグすると数が減ります。
標準に戻すをクリックすると、最初の設定に戻ります。
ビジネスカードの設定ダイアログの項目を使用し、個人のビジネスカード情報を入力します。
通話中は、相手のConferenceウィンドウにこちらのビジネスカードの写真やロゴが表示されます。相手がこの項目をクリックすると、入力された以下の情報が表示されます。同様に、相手のビジネスカードの写真やロゴをクリックすると、相手の情報を表示することができます。
参考: 必要最低限入力しなければいけない情報は、名前と電子メールアドレスです。
名前
名前を入力します。(必須)
電子メールアドレス
電子メールアドレスを入力します。(必須)
役職
普通の名刺に書かれているような、役職名を入力します。
写真
ビジネスカードの写真やロゴに使うファイル名を入力するか、参照ボタンをクリックして画像ファイルを選択してください。クリップボードの内容をコピーするには、貼り付けをクリックしてください。
会社名
勤務先の会社、または組織名を入力します。
住所
会社の住所を入力します。
電話番号
電話番号を入力します。
Fax番号
Fax番号を入力します。
ファイアウォールは、他人からデータをローカルのネットワークに送信されるのを防ぐためものです。このため、ファイアウォールが相手の声をブロックしてしまうので、ファイアウォールの外側にいる人との会話は困難です。Conferenceは次のポートを通してデータを転送するので、これらを開いておく必要があります。
サービス |
ポート番号 |
パケットタイプ |
オーディオデータ |
2327 |
UDP |
データ転送 |
6502 |
TCP |
DLS |
6498 |
TCP |
H3.23 コールセットアップ |
1720 |
TCP |
お客様が所属している企業のネットワーク情報については、ネットワーク管理者にお問い合わせください。音声による会話ができなくても、Chat、Whiteboard、Collaborative Browsing、File Exchange Toolなどは使用できる可能性があります。また組織内でConferenceを使用する場合には問題ないはずです。この懸念は、外部とのネットワーク接続が制限されている場合に限ったことです。
相手には聞こえているのに、どうしてこちらから他の会議メンバーの声がきこえないのですか?
多くの場合、半二重オーディオカードを使用していて、サイレンスセンサーがきちんと設定されていない場合にこの問題が生じるようです。サイレンスセンサー(送信オーディオメーターの青いつまみ)を、話をしていない際の周囲のノイズレベルより少し上位に設定してください。
サイレンスセンサーとは何ですか、またどう使うのですか?
サイレンスセンサーは半二重オーディオカードを自動的に録音や再生モードに切り替えるためのConferenceの機能です(押して話すシステムとは違います)。サイレンスセンサーの設定は録音オーディオメーターの青いつまみで示されます。
緑のメーターが青いつまみよりも上にある場合、サウンドカードは自動的に録音モードに設定されています(他の会議メンバーからオーディオを受信できないということです)。そのため、サイレンスセンサーを、実際に自分がしゃべっている際にだけ録音モードに入るように設定することが重要です。この設定をするには、マイクを通常使用している場所に置き、青いつまみ(サイレンスセンサー)を受信オーディオメーター表示の少し上に置いてください。これにより、話し始めた直後にサウンドカードが録音モードに入ります。話していない時には会議のメンバーからのオーディオを受信することができます。
半二重カードを使用していますが、オーディオの品質に影響しますか?
半二重サウンドカードユーザは、サイレンスセンサーの設定を適切に行うことが音声Conferenceを成功させる最も重要なステップです。またConferenceは全二重に似せて、送受信でカードを自動的に切り替えることができます。自動切り替えをオンにするには、ネットワークの設定ダイアログボックスで、再生/録音自動切り替えを選択してください。この設定をしていない場合は、オーディオを送受信する度に、マイクとスピーカーボタンをクリックして切り替えをする必要があります。